サッカーのテクニック に必要なことをを身につける最適な年齢は、個々の意欲や努力によって一概に言えませんが、この記事では一般的にテクニックを習得するのに最適な年齢について解説していきます。
身体の動きに必要な「神経系」「感覚器官」「脳」
身体の動きは筋肉だけで動いているのではなく神経系のはたらきと大きく関係しています。
少し専門的な説明になってしまいますが、自分の身体や周囲の状況からの情報を的確に得るための感覚器官のはたらきや、それらの情報に基づいて判断する脳の機能と強く関係しています。
サッカーのテクニックを習得する年齢に最適な時期はある??
結論から言いますと、思春期の2〜3年前と言われています。思春期はおおむね10〜15歳からはじまります。(女性の方が男性に比べて始まる時期が早いです。)サッカーだけでなくスポーツ全般のテクニック習得時期は同じになります。
下記のスキャモンの発育曲線を見てみましょう。
テクニックや身体の動かし方を身に付けるには「神経系」がとても大切になります。
この「神経系」の曲線を見ると生まれた時から8歳まで急激に発達することがわかります。すなわちこの期間は様々な動きを覚えやすい時期でもあります。
運動能力を上げるには遊びが大事??
子供の頃を思い返してもらいたいのですが、小学生の頃スポーツテストや体育の授業などで嫌な思い出があったり、良い思い出があったりしませんでした?基本的に運動がなんでもできてしまう子は嫌な思い出はないはずだと思います。
こういった子は小さい頃から外で遊ぶことが大好きで、かけっこ、木登り、ボール遊び、鬼ごっこのような遊びを毎日のようにしていた子が多い傾向にあります。
実はこういった遊びは神経系と感覚器官を養うのにすごく適しています。幼児〜小学生向けの体操教室やサッカー教室などを見るとどの教室でも子供が遊びの延長線上でレッスンを楽しんでくれることを意識してやっています。
子供は楽しいと思うとどんな動きでも自ら進んで行動しようとします。これは運動能力を引き出すのに不可欠な要素でプライベートフットボールのサッカー個人指導でも大事にしている部分でもあります。
サッカーのテクニックも同じで子供が楽しんで取り組めるような足技やパス技をお子様の表情や姿勢をみて練習メニューを組み立てています。
テクニックの習得の時期、年齢を逃したら身につかないの??
上記の内容と少し矛盾してしまいますが、テクニックの習得に最適な年齢は思春期前と述べましたが実はそんあことはありません。
あくまでも動きを覚えやすい時期ということだけで、その年齢を過ぎたあとでもしっかりとテクニックは身につきます。
逆に思春期以降は新しいことを学ぶことに、経験や知識が豊富な状態であるため、深い理解や効果的な実践が可能になります。
重要なのは年齢よりも興味、モチベーション!
重要なのは、興味やモチベーション、継続的な努力です。
どの年齢でも新しいことを学ぶことはできますが、学ぶ意欲や情熱があることが成功の鍵となります。
また、柔軟性や記憶力が年齢とともに変化するので、指導方法を考慮する必要がありますが、それでもなお、テクニックの習得は可能です。
要するに、テクニックや動きの習得は年齢に依存することよりも、個々の意欲、努力、そして継続的な学習習慣が重要になるということです。
サッカーだけでなくどのスポーツに関しても同じことが言えるかもしれません。
子供は何かに興味を持つと自分から行動するものです。
そして興味を持ったものに対しての吸収力は大人の想像を越える速さで上達します。
なかなかサッカーに興味を持ってくれない、上達しないと思う親御さんは多いのではないのでしょうか?
まずは楽しいと思ってくれるような練習方法や指導方法を考えてみてはいかがでしょうか。
プライベートフットボールでは、小学生~高校生(5~18歳)までを対象とした、マンツーマンによるサッカー個人指導レッスンを提供しております。東京を中心とした関東エリアにて、プロの指導者が個々の目的に合わせて本格的にサポート致します。